この夏を乗り切る熱中症対策



優れものの熱中症対策グッズ

熱中症は高温・多湿の環境下で発症しやすい病気。気温30度以上、湿度70~80%、風の弱いときは注意が必要です。

酷暑が続いた昨年の夏は、熱中症を予防するための「熱中症対策グッズ」が人気となり、いろいろなグッズが登場しています。

濡らして首に巻きつけるスカーフやバンダナ、頭と首の後ろをヒンヤリと冷やす帽子やヘルメット、裏地に冷感素材を使用したポロシャツ、使い捨てカイロの夏バージョンみたいなものなど。

また、近年流行しているのが「携帯型熱中症計」。
これは、気温と湿度を計測して、1.ほぼ安全、2.注意、3.警戒、4.厳重警戒、5.危険の5段階で現在の安全度を表示するものです。

熱中症は、短時間で急速に重症となることもあり、場合によっては死にいたることもあるため早期発見が重要ですが、ちょっとした対策でかからないようにすることもできます。特に体力のない高齢者や幼児は、熱中症対策を万全にしたほうがいいでしょう。

熱中症の治療とは

熱中症はその症状の重さにより、軽症の熱けいれん、中等症の熱疲労、重症の熱射病に分類され、それぞれ治療法が異なります。

熱けいれんの場合は、塩分の不足が原因で起こりますから、生理的食塩水や乳酸加リンゲル液の点滴静注を行います。

熱疲労では脱水症を起こしているため、生理的食塩水や乳酸加リンゲル液の点滴静注と鎮痛薬を投与。脱水症状の回復に時間がかかるときは入院が必要です。

熱射病は、体温中枢や汗腺の機能が衰退し体温が40℃以上になることが多く、非常に危険な状態と言えます。集中治療室に収容し、身体冷却、体液・電解質の補正、抗けいれん薬、筋弛緩薬の投与、消費性凝固障害に対する治療などを集中的に行います。

熱中症にかかってしまったときは、早急な対策が重要ですが、注意をすることで予防が可能な病気でもあります。
熱中症に対する正しい知識を身につけ、しっかり対策を行うようにしましょう。