高温・多湿の環境で起きる熱痙攣



熱痙攣に必要なもの

熱痙攣(ねつけいれん)とは、高温・多湿の環境で長時間活動し大量に汗をかき、水分だけを補給していたときに起きる症状で熱中症の一種。

大量に汗をかいたときに水分だけを補給していると、体内の塩分やミネラルが不足し、血液の塩分濃度が下がり、ついには足や腕、腹部の筋肉に痛みを伴った痙攣が起きます。これが熱痙攣です。

痙攣は突然起こり、激しい痛みと手足の痙縮によって手足が使えなくなることもあります。
水分の補給をしているため体温が上昇することはなく、めまいや失神などの意識障害も通常の場合は起きません。
痙攣は、数分で収まる場合もあれば数時間続く場合もあります。

熱痙攣は、水分だけを補給したときに発生しやすい症状ですが、水分を摂らないでいたときにも発生します。
高温。多湿の環境で作業やスポーツをするときは、水分だけでなく塩分も一緒に摂取するようにしましょう。

熱痙攣の対策とは

熱痙攣は、発汗とともに身体のあちこちの筋肉が痛みだし、突然痙攣を起こすのが特徴です。

熱痙攣が起こったときは、薄めたスポーツドリンクや塩分を含んだ水(水1リットルに対し塩10グラム)を補給します。
痙攣が起きている部分は軽くマッサージしたり、筋肉を伸展させたりすると速やかに軽減されます。

熱痙攣は、暑い中で長時間仕事をする人や軍隊の基礎訓練生、スポーツ選手などに多く見られます。
暑い環境下で作業や運動をする際は、運動中はもちろん、運動前、運動後も塩分など電解質を含んだ水分を十分に補給し、普段から身体調整をし、熱中症にかかりにくい体質にすることも大事です。