熱中症の予防に湿度管理は欠かせない



湿度を詳しく分析

熱中症は、気温だけでなく、湿度や輻射熱(日差しの強さ)、
気流(風)にも注意を払う必要があります。

特に湿度と熱中症は関係があり、
気温が高くなくても湿度が高いと熱中症にかかる確率が高くなってきます。

湿度とは、大気中に含まれる水蒸気の量や割合のことを言い、正しくは「相対湿度」と言います。
相対湿度は、

空気中の水蒸気量(g)÷飽和水蒸気量(g)

で算出され%で表されます。

「飽和水蒸気量」は気温によって変わり、温度が高くなるにしたがって数値は上昇。
同じ「空気中の水蒸気量」であれば気温が高くなれば相対湿度は低くなり、気温が低くなれば相対湿度が高くなります。

湿度は、各地の降水量や気温に大きな影響を受け、
日本では一般に夏季に湿度が高く、冬季に湿度が低くなります。
高温多湿の日本の夏は熱中症にかかりやすい時期と言えます。

しかし、気温がそれほど高くなくても湿度が高ければ、汗が蒸発せず体温が下がりにくくなるので、
湿度の高いところに長時間いるときは注意するようにしましょう。

熱中症と湿度の関係とは

湿度が人間に与える影響は大きく、湿度の高低により心地よく感じたり、不快感を感じたりします。
湿度がどのようなとき、わたしたちは快・不快を感じるのでしょうか。

55以下 寒い
55~60 肌寒い
60~66 何も感じない
65~70 快い
70~75 不快感を持つ人が出始める
75~80 半数以上不快
80~86 全員不快
86以上 我慢できない

一般に熱中症になるのは湿度が75%以上のとき。
気温が30℃以下でも湿度が75%であれば熱中症の発症率は高くなります。
これは、汗が蒸発しにくいため体温を下げることができないからです。

気温30℃湿度80%以上では運動は原則中止、
気温が26℃でも湿度が60%以上ある場合には激しい運動を避けたほうがいいといえます。

また、体の感覚が鈍くなっている高齢者は高湿度による不快感を感じにくいので、
熱中症対策のための湿度計が市販されているのでオススメです。

なお、急に気温が上がったり、湿度が高くなったりして、体が慣れていないときに、
熱中症の危険が高まるので特に注意するようにしましょう。